導入ガイド

ASPIC情報開示認定とは?クラウドFAX選定で確認できること

SP-FAXのサービスイメージ

ASPIC情報開示認定で、何が分かる?

ASPIC情報開示認定は、クラウドサービスの選定に必要な開示情報を、その裏付け資料と照合して認定する制度です。認定マークを見つけたら、サービス名、認定区分、認定期間、対象範囲を確認し、自社が使う機能と照らし合わせます。

ASPICの公式FAQは、セキュリティの強度やレベルを保証する制度ではないと説明しています。一方、最低限の信頼性に関する所定項目(必須◎)については実施レベルも認定しています。「安全を一括保証するマーク」とも、「開示しただけの自己申告」とも異なります。

この記事はクラウドFAXを選ぶ担当者向けに、認定情報を読む順番を整理します。申請手続きや費用の解説ではありません。制度・提供状況の確認日:2026年10月15日。

会社名だけで判断せず、利用するサービスを確認する

同じ会社がFAX、OCR、文書管理などを提供していても、認定の対象がすべての機能に及ぶとは限りません。ASPICの認定制度サイトから該当サービスの個別ページを開き、次の順で確認します。

  1. サービス名と事業者名:見積書や利用規約の対象と一致するか。
  2. 認定番号と日付:マークの画像だけでなく、公式掲載と現在の有効期間を確認できるか。
  3. 認定区分:通常のASP・SaaS、医療情報、生成AI利用など、どの区分か。
  4. サービスの内容・範囲:利用したいオプションやAI処理が含まれるか。
  5. 開示情報:保存、バックアップ、サポート、サービス終了時の扱いが自社の条件に合うか。

例えば、FAX受信とPDF保管が対象でも、受信後のAI OCRが対象外なら、OCR処理場所や委託条件を別途確認します。機能を組み合わせた業務全体の判断に、認定範囲の確認を使います。

認定で読む情報と、導入前に確認する条件

表は横にスクロールできます。

クラウドFAX選定での照合例
確認する情報自社の条件との照合
サービスの内容・範囲FAX、PDF保管、OCR、外部連携のうち、何が対象かを分ける。
認証・権限の対策MFAやSSOの有無に加え、対象者全員へ適用できる条件を確認する。
保存・バックアップ文書原本とDBの対象、保持期間、復元できる範囲を照合する。
監査・サポート利用者が取得できる記録、連絡方法、問い合わせ受付条件を確認する。
契約・終了時の扱いデータ返却、削除、移行に必要な期間を契約資料と合わせて読む。

これは当社が提案する照合方法です。認定項目の完全な転載ではありません。開示に書かれていない個別条件は「対応しているはず」と補わず、事業者へ質問を残します。

SP-FAXは通常ASP・SaaS区分。AI OCRは認定対象外

ASPICのSP-FAX認定ページには、認定番号0300-2610、認定年月日2026年10月2日と掲載されています。認定期間は2026年10月2日から2028年10月1日です。当社の情報開示ページにも掲載しています。

認定区分は通常のASP・SaaSです。オンラインFAX本体の送受信、PDFの保存・閲覧、管理画面、権限管理などが対象となり、AI OCR、AI文書解析・構造化機能は今回の認定対象に含まれません。医療情報ASP・SaaS認定やISMS認証の取得を示すものでもありません。

SP-FAXでは、監査ログの保全など実装済みの対策と、原本の別アカウント・削除不能バックアップなど未提供の対策をセキュリティ機能一覧で分けています。認定の確認後も、使う機能と運用条件をこの一覧に照合してください。

社内稟議には「確認済み」と「追加確認」を残す

架空の導入例として、受信FAXのPDF管理に加えてOCRを使う場合を考えます。稟議資料には次のように記載すると、認定と利用条件を混同しにくくなります。

  • 確認済み:通常ASP・SaaS区分の認定番号、期間、オンラインFAX本体の対象範囲。
  • 別途評価:認定対象外のOCR処理場所、取り扱う情報、外部サービスの利用条件。
  • 運用条件:管理者、利用者、メール転送先、保存・削除ルールを自社側でも決める。
  • 未決事項:必要な記録や保全方式が提供範囲に入るかを確認する。

全体の質問項目はクラウドFAX選定の7項目、実施時期と改善の経緯はSP-FAXのセキュリティ改善履歴へ進むと確認できます。医療文書を扱う場合は医療情報の利用開始条件も確認してください。

よくある質問

ASPIC認定は総務省が個別サービスの安全を保証する制度ですか?

ASPICが運営する民間の情報開示認定制度です。総務省の情報開示指針を基礎としていますが、個別サービスへの国の安全保証と読み替えないようにします。

認定済みなら、すべてのオプションも対象ですか?

対象範囲を個別に確認します。SP-FAXの今回の認定にAI OCRは含まれていません。

認定の有無だけで選定できますか?

保存条件、権限、利用する機能、契約と自社運用を合わせて判断します。認定ページは、その照合に使う根拠の一つです。

開示内容を確認して、導入の準備へ

まず標準機能と適用条件を確認し、自社の用途が決まったら申込へ進めます。個別のセキュリティ要件がある場合は、登録前にご相談ください。

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