導入ガイド

複合機の受信FAXをメール転送する方法 — メーカー別確認ポイント

「FAX番号は変えたくないが、OCRだけ先に使いたい」という場合、複合機の受信FAXメール転送が使えることがあります。

相手先からは今まで通り既存のFAX番号へ送ってもらい、社内の複合機が受信したPDF/TIFFをSP-FAXへメール転送します。番号ポータビリティや回線切替を待たずに、受信FAXのデータ化・Slack/LINE WORKS通知・外部連携だけを先行導入できます。

最初に確認する3点

1. SMTP送信できるか

複合機から外部SMTPへメールを送れる必要があります。SP-FAXのSMTP取込を使う場合は、ポート587・STARTTLS・SMTP認証を設定します。

2. 受信FAXの転送先にメール宛先を指定できるか

「スキャン to メール」と「受信FAXの自動転送」は別機能です。受信FAXの転送先としてメール宛先を指定できるか確認します。

3. 添付形式を確認する

SP-FAXはPDF/TIFF/画像添付を取り込めます。複合機側で選べる場合はPDF添付を推奨します。TIFFしか選べない機種は実FAXでテストします。

メーカー別の確認キーワード

設定名はメーカーごとに違います。以下の名称で管理者画面や公式マニュアルを確認してください。

メーカー 探す設定名 公式情報
SHARP 受信データの転送設定 / 転送テーブル / 受信データの転送・保存設定 受信転送FAQ
RICOH メモリー転送 / 受信文書設定 / メール宛先 メモリー転送FAQ
Canon 受信/転送 / 転送設定 / 条件なし転送 iR-ADV転送FAQ
FUJIFILM BI ペーパーレスファクス / ジョブフロー / ファクス受信用ボックス 設定FAQ
コニカミノルタ 転送ファクス設定 bizhub FAQ
京セラ 条件付き受信/転送 / メールファクス転送 COMMAND CENTER手順書
Brother ファクスクラウド転送 / メールで転送 対象機種FAQ

※Brotherは対象機種限定です。モノクロFAXのみなどの制約があるため、対象機種リストと実FAXで確認してください。

導入前チェックリスト

メーカー・機種名を確認
例: SHARP MX-2661、RICOH IM C、Canon iR-ADV、Apeos、bizhubなど。

FAXオプションの有無を確認
複合機本体は同じでも、FAX機能や転送機能はオプションの場合があります。

管理者ログインできるか確認
SMTP設定や受信データ転送設定は管理者権限が必要なことが多いです。

SMTP送信テスト
SP-FAXのSMTPホスト、ポート587、STARTTLS、SMTP認証でテストメールを送ります。

受信FAX転送テーブルを登録
転送先にSP-FAXの専用アドレスを指定します。紙印刷を併用するかもここで決めます。

実FAXで取込テスト
OCR結果一覧に「メール取込」として出るか、添付PDF/TIFFが白紙になっていないか確認します。

送信元FAX番号の取得可否を確認
取引先自動照合を使う場合、件名・本文・PDF内印字のどこに番号が残るか実FAXで確認します。

SP-FAXでの扱い

複合機から転送されたFAXは、SP-FAXの受信履歴ではなくOCR結果一覧にメール取込として表示されます。これは電話回線でSP-FAX番号に直接届いたFAXではなく、メール添付ファイルとして取り込まれるためです。

OCR処理後は、通常のFAX OCRと同じようにレビュー画面で確認・修正・承認できます。外部連携を設定していれば、Slack、LINE WORKS、Google Chat、kintone、Webhookなどにもつなげられます。

よくある質問

Q. スキャン to メールができれば大丈夫ですか?

半分だけ確認できた状態です。SMTP送信はできていますが、受信FAXを自動でメール転送できるかは別設定です。受信FAXの転送設定まで確認してください。

Q. FAX番号は取れますか?

機種と設定によります。転送メールの件名・本文・添付PDF内の印字に送信元番号が残る場合があります。取引先自動照合を使う場合は、必ず実FAXで確認します。

Q. 設定が難しい場合は?

機種名と管理者ログイン可否が分かれば、SP-FAX側で確認ポイントを案内できます。月間枚数が多い場合は、導入支援として設定確認から受信テストまで一緒に進められます。

関連記事

機種名が分かれば確認できます

複合機のメーカー・機種名・管理者ログイン可否を教えてください。受信FAXメール転送でSP-FAX OCRへ取り込めるか確認します。